ご新郎ご新婦と旅籠との出会いは昨年の夏です。 旅籠Weddingが掲載された雑誌の、当館の象徴 ともいえるかやぶき屋敷の吹き抜けの写真を ご覧になったご新婦が「ここで結婚式をしたい」 とお運びいただいたのが始まりでした。 結婚式当日はご縁あって、ご新婦がご覧になった 記事のライターさんも取材をかねて旅籠にいらして おり、旅籠大ファン同士の嬉しい対面となりました。
1枚目のお写真を筆頭に数々のスポットでの 撮影やご参列の皆様とのお写真撮影に加え、 アルバムを結婚式のメイキングのようにして 欲しいとのご新婦のリクエストにお応えし、 二人のカメラマンはいつも以上に約7000坪の 敷地を動き回り撮影をいたしました。
丁度シルバーウィークとも重なり、多くのお客様 がいらしたかやぶきの郷内を雅楽の調べと共に 花嫁行列が進みます。 「おめでとうございます」の歓声に少し照れながら も、花嫁の手をとりエスコートするご新郎が印象 的でした。
ご新郎ご新婦より挙式の感想をお寄せ頂きたいと 思います。 【お二人からのメッセージ】 事前に説明があり、式の最中も指示があるので 緊張せず、行為の意味を一つ一つ噛み締めなが らできました。 神職さんに人生の先輩としてお言 葉を頂いた事は良い思い出になりました。 式を経て、自分の中で結婚の意味が少し 変わった気がします。
郷内写真撮影も当館の魅力です。 ご新婦のご希望が叶い、ご新郎のフロック コート姿での写真撮影です。 レトロ浪漫風な写真が撮影できました。 本当に明治・大正の時代の結婚式では このような写真を撮影したのではないでしょうか
ご新婦とご新婦のお姉さまがつくられたペーパー アイテムはどれも力作揃いでした。 鯛をデザインした当日のご案内や席札・席次 表(写真)・ウエルカムボードなど他には決して ないい手作りの思いのこもったものでした。 プランニング中にもご新婦よりお手紙でご相談 など頂くこともありましたが、都度手作りでとても きれいな便箋や封筒・カードで頂戴し、大切に 保存しております。
お二人がお引出物に選ばれたのが名入れ箸 (箱描き入り)でした。 当館の遊印師天絵(そらえ)の中村さんが お名前とワンポイント、そして箱描きをして、 これもまたここにしかないオリジナルなお引出 物になりました。 ご新婦のご希望で記念の1枚を撮影いたしました。
9月の晴天の1日 素敵な結婚式となりました。 ご新郎ご新婦そしてご両家お母様も何度も お打ち合わせにお運び頂きました。 最終打合せにご新婦にお運びいただいた際 「準備期間がとっても楽しかったので結婚式が 近づいてきて嬉しいような寂しいような…」と 仰って頂き、私たちプランナーも少し切ない 気持ちとなりました。 当館はいつでもご新郎ご新婦の思い出の場所 としてお郷帰りをお待ちしております。 どうぞいつでもお運びくださいませ。