ウェディングレポート

2011年6月3日ご婚礼 関根様ウェディングレポート

もうすぐ梅雨入りという6月の初め。
旅籠の周辺は、これから結ばれるお二人を
優しく包み込むような心地良いお天気。

爽やかな風が吹き、
旅籠が一年で最も気持ちの良い頃です。

中学校の同級生だという新郎新婦の、
婚礼の1日が始まりました。

新婦・史穂さんは、お嫁さんらしい華やかな赤い色打掛。
髪型はすっきりとまとめて、
手作りのプリザーブドフラワーを飾りました。

新郎・一樹さんは、黒い紋付。
まるでベテランの噺家さんのような風格さえ漂っています。

まずはお二人でロケーション撮影へおでかけ。

初夏の新緑がキラキラ輝いて、
どこで撮っても素敵な風景。

初めは緊張気味だったお二人の表情も、
どんどん自然な笑顔になってきました。

こちらは、史穂さんのおばあさま達。
母方と父方のおばあさま同士、とっても仲良しなんだとか。

史穂さんと2人のおばあさまは、一緒に温泉旅行に行くのが毎年の恒例だそうで、今年はその恒例行事が旅籠での結婚式になりました。

ちなみに、史穂さんの温泉好きはご両親から受け継いだもので、家族揃って「日本秘湯を守る会」の会員様です。

いよいよ祝言式です。

まずは、ご両親へお嫁入り前のご挨拶ですが・・・
史穂さんもご両親も恥ずかしそうで、「涙がほろり」という場面もなく、笑顔でのご挨拶となりました。
お父様もお母様も嬉しそうです。

そして、新郎家が待つ会場「出羽の国紺野家」へ。
お父様に先導して頂き、
お母様に手を引かれながら入場します。

若い世代には新鮮に写り、ご年配の方々には
なんとなく懐かしさを覚える「祝言式」

新しいご夫婦の誓いを、
ご家族の皆様が温かく見守っていました。

挙式の後は、記念撮影です。

皆様ノリノリで、良い表情してくれます!
心から楽しんでいるのが伝わってきますね。

紋付3兄弟(新郎父・新郎・新婦父)の
男前写真もキマッてます!

夕方から披露宴がスタートしました。
本日は旅籠自慢の「囲炉裏祝膳」での祝宴です。

皆様に寛いで頂くために、新郎新婦以外は
「お好きな服装でどうぞ」というスタイルにしました。

堅苦しいスピーチなどはありません。
和の結婚式らしく鏡開きを行ったり、
手作りのフォトシネマを上映したり。

お二人の穏やかなキャラクターをあらわすような、
和やかな時間が流れていました。

披露宴後半。お二人もゲストの皆様にあわせて、
少しカジュアルにお色直しです。

ここで史穂さんがお召しになったのは、
淡いクリーム色の綺麗なお着物です。
これは、2人のおばあさまが、
結婚のお祝いに仕立ててくださったもの。

結婚式で初めて袖を通し、皆様へお披露目するなんて、
どこまでも「おばあちゃん孝行」な史穂さん。

おばあさまも喜んでくださり、写メをたくさん撮っていました。

そして、羽ペンで書いているのは「婚姻届」です。
実は、こうして無事に挙式・披露宴を迎えたものの、
入籍の予定を立てていないことが判明!!

のんびり屋さんなお二人のために、披露宴で皆様立会いのもと、署名をすることをご提案しました。

これで正真正銘のご夫婦としての手続き完了(予定)です。

ここで1つサプライズが!
新婦家お母様が、ある1通の手紙を朗読し始めました。。。

差出人は、なんと
新郎新婦が中学時代にお世話になった先生!

両家お顔合せの際に、大好きだった先生の話しをする一樹さんを覚えていたお母様が、先生にお二人の結婚を報告し、依頼したそうです。

お手紙によると、当時のお二人を思い返しても、結婚するなんて考えもつかない感じだったそうです。人生はわからないものですねえ。

お母様からの素敵なサプライズに、
一樹さんも思わす男泣きです。

とにかく、みんなと一緒に食事も温泉も楽しみたい
と考えていた一樹さんと史穂さん。
披露宴の内容もとてものんびりしたものでした。
おかげで、囲炉裏祝膳もしっかり完食!
旅籠での1泊2日を満喫して頂けたようです。

秘湯を守る会のスタンプは集めてしまったけど、
きっとまた皆様でお越しくださいね。

お郷帰りを心よりお待ち申し上げております。

【お二人からのメッセージ】
当初二月を予定していましたが、六月に延期し、その後もコロコロと日時を変更し、
人数もなかなか決まりませんでしたが、温かく対応して下さいました。

おかげで当日は不安なく式を行うことができ、親族からも好評で、一生の思い出を作る事ができました。
「またやりたいね」なんて、二人で笑って話しています。本当にありとうございました。

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