山の緑も生い茂る、夏真っ盛りの8月。 旅籠では、毎年恒例の「風鈴夏祭り」を開催中で、暑さの中でも、風が吹けば「チリーン」と涼やかな音が響き渡っておりました。 そんな中、結婚式を行ったのは、 お二人とも学校の先生ということで、 しかし、学校の先生は本当にお忙しい!! お二人とも仕事を抱えながらの準備期間は、とても大変そうでしたが、だからこそ、やっと当日を迎えたお二人の表情は、晴々としてとっても素敵です。 |
黒の紋服に、白無垢・綿帽子と、 特に一紗さんは、透き通るように肌が白く、純白の打掛と真っ赤な紅がよくお似合いです。 お二人で誓詞(誓いのことば)に署名をして、 花嫁行列で、挙式会場まで進みます。 いつでもどこでも、とっても仲睦まじいお二人。 花嫁行列で歩く時も、英明さんは お二人とも、幸せいっぱいの笑顔ですね。 |
さて。 お二人が選んだのは、厳粛な神前式。 ここの所、毎夏はやっている「集中豪雨」の予感・・・・・。 あとは、固めの盃と、斉主様からのご挨拶で挙式は結びになろうというところで・・・ 「これはくるぞ!」ということで、一時中断。 新郎新婦もゲストも、 すると、その直後ドシャーッと、まさにバケツの水をひっくり返したような勢いで、雨が降り出しました。 まさに、危機一髪。 そして、挙式の残りですが、 雨と共に幸せが降り籠められた挙式になりました。 |
挙式後、旅籠ウェディング恒例の折鶴シャワーは、 ロビーの形にあわせて、ゲストの皆様に輪になって頂き、 いつもは静かに落ち着いた雰囲気のロビーも、 一周したところで、ゲストの皆様にはビールが配られ(お酒が飲めない方にはノンアルコールビールかラムネをご用意。意外にも、ラムネが大人気!)、山奥までお運び頂いたお礼と労いを込めて、お二人からご挨拶。 そして、英明さんのご発声で「乾杯!」 挙式で緊張していたお二人や親御様にも、寛いだ表情が出てきました。 そしてこの日は、お二人からのリクエストで、夏休みらしくカキ氷をご用意。 英明さんは大好きな「宇治金時」を手に、ムフフっと嬉しそうな笑み。 |
続いて、小林家へ移動して、披露宴のはじまり。 一紗さんは綿帽子をはずし、すっきりとした洋髪に真っ赤な髪飾りをつけて登場です。 そして旅籠ウェディングにしては珍しく、皆様のお手元にはシャンパンが用意されております。 お二人の前途を祝して「かんぱーい!」 そして・・・・・ |
乾杯に合せて、なにやらピアノの演奏がはじまりました。 ♪ ずんちゃっちゃ~ ずんちゃっちゃ~ ♪ そして、新郎新婦がピアノに合せて歌いだしたのは、 まるで何かのテレビコマーシャルで聴いたたことがあるような美しい歌声! そう。 |
そして、乾杯の歌に続いて、ゲストから素晴らしい歌声が届きます。 モーツァルトの魔笛より「パパパの二重唱」 パパゲーノとパパゲーナの歌う、すごく簡単に言うと「子沢山」の歌だそうで、新しいご夫婦へ贈る歌にピッタリ! 現役オペラ歌手のお二方の歌声に皆様うっとりされていました。 小さいお子様も食いつくように見てます。 こうして、まるで音楽会のような、素敵な披露宴がはじまったのであります。 |
しばらくして、一紗さんはお色直しのために中座します。 一紗さんは、四人姉妹の長女です。 英明さんは、お母様と中座です。 でも、大人になるとお母さんと手を繋ぐことってないですよね。結婚式は、そういうことも思い切って出来てしまうから不思議です。 素晴らしき親孝行!! |
一紗さんは、赤と黒の華やかな色打掛にお召し替え。 ここへ来ても疲れた顔は一切見せず、元気いっぱいのお二人です。 お二人に挟まれ、プランナーも一緒にパチリ。 |
後半は、ゲーム大会から。 煮物のフタをあけると、当たりの人には金粉が! 当たった方から、お祝いのスピーチを頂き、そのお礼にお二人からプレゼントを贈るというもの。 プレゼントは、どれもチョットおもしろくて笑ってしまう、でもちゃんと役立つものばかり。 お二人の、ゲストの皆様への愛情が感じられます。 みなさまおめでとうございます☆ |
さらに楽しい余興のお時間です。 英明さんの先生っぷりを語る楽しいスピーチがあったり。 何しろ、こんなに音楽に溢れた披露宴は、 ところで、なぜこんなに皆様が芸達者なのかと申しますと、お二人は音楽の先生であり、ご友人も音楽で結ばれた方々ばかり。 お二人がとっても気に入ってくださった旅籠で、大切な皆様と音楽に囲まれたひとときを過ごす。 それがお二人の理想の結婚式だったのであります。 |
お二人を囲んでの披露宴はとても和やかに進み、旅籠自慢の囲炉裏料理も、しっかりご堪能頂けたご様子。 しかし、楽しい時間はあっという間に過ぎてしまうもので、いよいよお開きが近づいてきたのであります。 |
結びのセレモニーは、本日の音楽会のような披露宴に相応しく、お二人の歌声が響きました。 お手紙を読む代わりに、 英明さんは、「初恋」という歌を一紗さんへ。 愛や感謝の気持ちを、ご自分の歌声に託すとは、なんて素敵なんでしょう! お二人が、心から音楽を愛し大切にしていることが伝わり、とっても感動的でした。 |
披露宴の後は、念願のかがり灯撮影を楽しみ、理想の旅籠ウェディングを叶えたお二人。 とっても長い一日でしたが、始終笑顔で、お二人とも本当に幸せそうでした。 実は、お二人は年の差カップル。 英明さんが、御礼のご挨拶の中でこんなことを言っていたのが印象的でした。 「自分はもう結婚出来ないのだと思っていた。 初めて相談会でお会いした時から、幸せオーラ全開だったお二人。 お二人を見ていると、いわゆる結婚適齢期とか、年の差とか全く関係なくて、きっと、出会うべき時に出会うようになっているのだなと思います。 英明さん 一紗さん それにしても、こんな素敵な先生に教えてもらえる生徒さん達は幸せですねえ。 そして生徒のみなさん。 |
おまけに・・・ こちらはお二人の愛犬「チコちゃん☆」 また一緒に旅籠へ遊びに来てくださいね! |
【お二人からのメッセージ】 |