ウェディングレポート

2011年9月23日ご婚礼 本尾様ウェディングレポート

平成23年9月23日 秋分の日

ごみごみした都会よりも、のんびりした田舎が好き!
という、若いお二人の結婚式がありました。

新郎 卓哉さん
新婦 敦子さん

千葉県・茨城県など関東圏内を中心に、遠くは九州鹿児島県からゲストをご招待しての結婚式です。

1月に旅籠へご相談にいらしてから、お忙しいお仕事の合間をぬって、準備を進めてきたお二人。

ようやく迎えた婚礼の日。
お二人で撮る1枚目のお写真は、ちょっと緊張気味ですね。

控室となる「出羽の国紺野家」の入口に飾られたのは、「絆」の文字をデザインした"ウェルカム掛け軸"と、茅葺き家屋のミニチュアです。

このカワイイ小さな茅葺きは、卓哉さんが手作りされたもの。
福島県の茅葺き集落「大内宿」の模型を、旅籠版にアレンジして作ってくださいました!!

よーく見ると、旅籠のロゴが入っていたり、"ウェルカムカヤブキ"らしく、「ようこそ」と暖簾がかかっていたり、とっても凝っています。

結婚式への意気込みが感じられます!

もうすぐ挙式が始まるぞー!
という頃に、ポツポツと雨が降り出しました。

屋外での挙式を楽しみにしていたお二人ですが、残念ながら会場は室内の木村家に変更することに。。。

しかし、雨も小降りになってきたところで、花嫁行列はしっかり行うことが出来ました。

室内で執り行われた神前式。

ピーンと張りつめた空気の中、雅楽の音が響きます。

厳粛な雰囲気の中で交わす三三九度や誓詞奏上。

神妙な面持ちで永久の愛を誓うお二人の気持ちは、見守るゲストの皆様にも、しっかり届いたことでしょう。

挙式が終わると、雨はすっかり上がっていました!
木村家から本陣まで、雅楽の先導で進みます。

そして、本陣で待っていたのは盛大な折鶴シャワー!
縁あって旅籠にご来郷中だったお客様や、旅籠スタッフ達が、ご両家の皆様を祝福する。
旅籠ウェディングの感動的な場面です。

幸せな新郎新婦に出会うのは、他人であっても嬉しいもの。
旅籠のお客様は、いつも気持ちよく協力してくださり、とても温かいのです。

挙式も無事に済み、ホッとしたのですね。
笑顔全開のお二人です。

敦子さんはすっきりした洋髪へヘアチェンジ。
髪飾りは、妹さんの成人式で使用したという羽のコサージュをアレンジしています。

さあ!たのしい披露宴へまいりましょう!!

ゲストの皆様は、お二人が手作りしたフォトシネマを鑑賞しながら、披露宴のスタートを待っていました。

バイクが共通の趣味という卓哉さんと敦子さん。

本当は、旅籠へバイクで来て、衣装を着てバイクと一緒に写真を撮りたかったのですが、あいにくのお天気で、バイクはお留守番。お車で来郷されたのでした。

そんなお二人の愛車の映像がたっぷり詰まったフォトシネマ。力作でした。

そして始まった披露宴。

まずは、お二人からご挨拶です。
ご列席頂いたお礼と、旅籠の温泉で日頃の疲れを癒してほしいという、おもてなしと感謝の気持ちをしっかり伝えます。

お料理は、お二人がお気に入りの囲炉裏祝膳。
美味しそうな匂いと、もくもく上がる煙、ジュージュー焼きあがる音が、和やかな雰囲気を演出。
ゲストの皆様も自然と寛いで会話も弾みます。

早速、お二人の周りにはゲストの皆様が集まって、お祝いの言葉をかけてくださったり、記念撮影をしたり。

卓哉さんと敦子さんの表情も
どんどんリラックスしてきました。

ドレスを着た赤ちゃんゲストもごきげんです☆

お色直しのために、一旦中座をする場面。
敦子さんのエスコートをお父様にお願いしました。

朝、敦子さんが花嫁支度をしている時、決してご自分から様子を見に行くことはしなかったお父様。

敦子さんのの手をギュッと握りしめて、
どんなことを思ったでしょうか。

神前式では、娘の手をひいてバージンロードを歩くことは出来ない分、こんな場面を作ってあげるのは素敵な親孝行になりますね。

中座の間に、かがり灯撮影をしました。

燃え上がる炎に照らされて、より逞しく、男前度アップの卓哉さん。

色打掛にお色直しした敦子さんも、凛とした美しさがより引き立っております。

せっかくなので、ご両親にも撮影にご参加頂きました。

披露宴後半戦の準備完了で、会場の様子をひょっこり覗くカワイイお二人♪

華やかな色打掛姿を皆様にご披露しながら、各テーブルを回ります。

お二人がテーブルごとに、ご挨拶をしながら記念撮影をしている間に・・・・・

裏では密かに、スタッフがバースデーケーキを用意。キャンドルに火を点しております。

もうすぐサプライズが始まります!

お二人がテーブルへのご挨拶を終えて、メインテーブルへ着くと、司会者が電報を披露し始めました。
そして最後に読み上げた電報は・・・

「新郎 卓哉さんへ
お誕生日おめでとう!
4月3日が何の日か覚えていますか?
そう!私の誕生日です!
今年はもうとっくに過ぎてしまったけど、
プレゼントもらったっけ?
・・・ということで、
自分で自分にプレゼントを買っちゃいました!!!
あなたには請求書をプレゼントします。
支払いよろしくね。  新婦 敦子」
というもの。

キョトンとする卓哉さんの元へ、
スタッフからお届けものが・・・
「本尾卓哉様でしょうか?ご請求書が届いております。ご確認くださいませ。」

開いてみると、なんとそこには"ライダースジャケット 25万円"の請求書が!!!暫し複雑な表情で請求書を眺める卓哉さん。。。

と、その時、照明が消えて聴こえてきたのは、ゲストの皆様が歌うハッピーバースデー!そして、今度はケーキと樽酒が運ばれてきました!!

打合せとは全然違う進行に驚く卓哉さんへ、敦子さんがお手紙を読んで種明かし。
もちろんそのお手紙には、敦子さんから卓哉さんへの想いがたくさん詰まっていました☆

という訳で、すべては少し前にお誕生日を迎えた卓哉さんへ、敦子さんからのサプライズプレゼントだったのです。

本当は披露宴で盛大に鏡開きをやりたかったけど、あきらめていた卓哉さんへ、「だいすき」とメッセージが入ったプチ樽酒をプレゼント。
かわいい鏡開きですが、卓哉さんの希望を叶えてさしあげました。

じゃあ次は・・・
と、卓哉さんが持ってきたのは、鮮やかなピンク色の美しいバラの花束!!
そして、お手紙を読んでくださいました。

なんでも、お二人がお付き合いを始めて、卓哉さんから敦子さんへの最初のプレゼントがバラの花束だったのだそうです。だから、結婚して最初のプレゼントもバラを贈りたかったとのこと!

なんてロマンチックなんでしょう!
ステキすぎます☆

卓哉さんのサプライズ返し。
お見事でございました。

甘い雰囲気に包まれた披露宴。

後半は、ゲストの皆様からのお祝いのスピーチと歌を届けて頂きました。

突然のご指名も多かったのですが、お祝いのために、一生懸命お話ししてくださったり、歌ってくださるゲストの皆様。

お二人もとっても嬉しそうです。

余興の締めくくりは、ご新婦のお父様が妹様のピアノ伴奏で、歌をご披露してくださいました。

ゲストの皆様にも歌詞カードをお配りして「青い山脈」を大合唱です。

明るい手拍子と歌声で、会場が温かく一つになりました。

楽しい披露宴は、いよいよお開きの時間を迎え、お二人からご両親へプレゼントが贈られました。

お二人がご用意したのは、旅籠の姉妹宿「かやぶきの源泉湯宿 悠湯里庵」のご宿泊ご招待券。

これまで大切に育ててくれたご両親へ、ゆっくりのんびり過ごして欲しいと、感謝の気持ちを込めてプレゼントです。

旅籠の結婚式の一日は長く、ずーっと衣装を着て過ごす新郎新婦は、とっても体力を使います。

でも、お二人とご両親の、この弾ける笑顔を見れば、疲れは吹っ飛んで、一日を満喫して頂けたことが伝わってきますね。

そして私達スタッフにとっては、この笑顔が新たなエネルギーになります!
旅籠を選んで頂き、ご両家の大切な一日をお手伝いさせて頂けたことに、心より感謝しております。

どうぞ末永くお幸せに。

☆おまけ☆

ちょうど1ヶ月後の休日。秋晴れの気持ち良い日に、卓哉さんと敦子さんがバイクで遊びに来てくださいました。
その日は、また新しいカップルの結婚式で、お二人を担当したカメラマンが来ていたのです。
1ヶ月前は、雨でバイクの写真が撮れなかったのが唯一の心残りだったのですが、カメラマンの粋な計らいで、写真を撮ってもらうことができ、アルバムにも入れてもらいました。
本当によかったですねえ!

【お二人からのメッセージ】
当初、結婚式には興味のなかった私たちでしたが、ここで挙式ができるなら!と一目惚れをして決めたのが、旅籠でした。
ツーリング、山、温泉が大好きな私たちにピッタリの会場となりました。旅籠で挙式できたことは、本当に幸せで、思い出す度に「もう一回やりたい!」と言ってしまう程です。これからは旅籠へお郷帰りするのが楽しみです。私たちをサポートして下さった旅籠の皆様、本当にありがとうございました。

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